大阪カオスな夜

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イリジウムフレアを撮影できました@2019.1.4 5:25

こんにちは。

 

しぶんぎ座流星群の観望&撮影にまたまた大野山まで行ってきました。

 

霧も雲も全くなく、夜空にピタッ!と張り付いたような星がたくさん見えて最高のシーイングでした。

 

到着したのが3:30ごろ。

つい先日の12月13日のふたご座流星群の時には大勢の人が来ていたので、今日もたくさんいるんだろうなと思っていると、ほんの少しの人しか居ませんでした。

 

かなり寒かったので、こんな日に。。って感じでしょうか?

 

そういう自分も山頂に到着すると「こりゃ寒すぎる。。。」と感じたので、極大のピークだけを狙おうと5時頃までは車の中で待機。

(ピークは夜明け後の11時なので薄明の始まる直前までが日本での観測可能ピーク)

 

そこから約一時間の間にかなりたくさんの流れ星が見られましたが、何故かしぶんぎ座と関係のない散在流星がかなり多かったと思います。

 

しかも、しぶんぎ座流星群に当てはまるだろうという軌跡の流れ星はけっこう暗めのものばかりのような気がしました。

 

薄明が始まるまでの40分ほどの間に撮った写真のなかでは、残念ながら流れ星は収められませんでした。

 

大野山は南側の大阪方面からの光があるので、流れ星を収めるための長めのシャッター速度ではISOは1600ほどしか上げられないんですよね。

特に天頂ではなく地上物を構図に入れるとかなり制約が出てきます。

 

ところがですね。

偶然にイリジウムフレアを収められたんですよ!

 

イリジウムフレアとは》

イリジウム衛星のパネルが太陽の光に反射して、数十秒間くらい地上の特定方向に向かって大きく輝きを見せるという現象なのです。

 

太陽・人工衛星・地上観測点という三角位置関係が成立する必要があるため、例えば地上の観測地点が真夜中の場合には太陽が真裏に位置しているので人工衛星に太陽光が当たらず、こういう現象が起こりません。

見られるのは日没から2~3時間後か日の出の2~3時間前になります。

 

この現象を目撃した人がUFOと誤認して天文台やテレビ局に問い合わせることがよくあると言われています。

 

特段珍しい現象ではなく、予報なども出ているようですが、僕自身これを目撃したのは2回目で、写真に収められたのは初めてです。

 

イリジウムフレアとして明るく発光するまでは、写真でもよーく見てみないと見逃すくらいの明るさなので、かなり運が良かったと思います。

 

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1枚目 黄色で挟んだ間にうっすらと人工衛星の軌跡があります。

おそらく、これだけだと写っていることすら気が付きません。

僕もこの時点では目視では気がついていませんでした。

 

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2枚目 1枚目よりは分かりやすいですが、これでもかなり暗い軌跡です。

 

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3枚目 増光→最大光度→減光とちょうどシャッタースピードの20秒の間で収められています。

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ここまで拡大したら分かりますが、最大光度の部分は完全に白飛びして飽和しきっている状態です。

いかに明るかったかということですね。


 

1枚目と2枚目は軌跡の長さが違うように見えますが、僕のマーキングが適当なだけです。(笑) 

 

偶然にイリジウムフレアを捉えたと考えたら流れ星を見るよりも貴重な確率ですね。(^^♪

 

f:id:dmaiden:20190110000416j:plainアンテナ塔の上が月 その右上が木星 さらに右上の明るいのが金星

薄明が始まった頃、山頂まで登りました。

ここしばらく月と木星と金星が並んで見えています。

 

 

www.nao.ac.jp

 

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 今度は天文台側から登ってきた朝日を眺めます。

 

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 反対側の西側の山にも日が差してきました。

 

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この日も綺麗に雲海が張っていました。

 

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樹氷が朝日に照らされて綺麗ですよ!

 

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大阪中心部から車で1時間。

いや~、猪名川町(大野山)ってほんとにいいところですね!

 

この時期の山頂まではスタッドレスタイヤの装備は必須です。

 

 

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しぶん儀座流星群@2019年1月4日夜半~早朝

こんにちは。

 

さて、新年早々の天文イベントは1月4日未明から早朝(1月3日~4日にかけての夜)。

三大流星群のひとつである『しぶん儀座流星群』です。

 

国立天文台より

www.nao.ac.jp

 

観測に最も適しているのが1月4日(金)に切り替わってからの夜半~明け方までです。

 

月明かりの影響もなく、条件は良いです。

但し、今年の極大(ピーク)時刻が4日11時なので、これからもっと流れる!というピークに差し掛かる前に夜明けになってしまいます。

 

ちなみに「しぶん儀座」という星座は現存していない星座です。

 

もともと3大流星群のなかではムラのある出現でピークの幅も狭いのが特徴のしぶん儀座流星群。

 

自分もこの流星群は当たり回数が少ないです。

ほとんどまともに晴れていないか、月の影響があったとかですね。

天候がダメなことがホントに多かった気がします。

 

今回は予想通りであればピーク時間帯は外しているので最良の条件とは言えないですが、逆に悪い条件でもないので、ぜひお正月休みの観望を楽しんでください。

3時くらいから夜明けまでを観望の目途にするといいと思います。

ただ、いちばん冷え込む時間帯でもあるので、風邪ひかないように十分暖かくして観望に挑んでくださいね。

 

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これは春の夜空です 

 

ユニクロヒートテックジーンズはいいですよ!

あれ、日中だとインナーなしでジーンズだけでも十分暖かいですが、さらにヒートテックのインナーも重ね履きしておけば激寒の観望も楽に過ごせます。

持ってない人は当日の夜に備えてユニクロへ直行!!(笑)

 

《三大流星群とは》

しぶんぎ座流星群」 1月4日前後の夜 20個~50個/h

ペルセウス座流星群」 8月12日前後の夜 50~60/h

ふたご座流星群」 12月14日前後の夜 40~50/h

※極大日は日中の時間帯にあたる可能性もあるので、観望に適した極大日は年によって表記した日の前後となる可能性があります。

 

 

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