大阪カオスな夜

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サイトロン天体望遠鏡が約半額の9,980円で販売中!@今年は彗星の当たり年

突然の半額近くのセールです!

サイトロン天体望遠鏡が半額近い(44%オフ)スーパーバーゲン価格でAmazonより販売されています。

星好き、観測愛好家の間では有名なサイトロン天体望遠鏡ですが、ターコイズの色のみ9,980円となっています。

セット内容は

  1. 本体
  2. スマートフォンアダプター(スマホで撮影できる)
  3. アイピース10㎜(75倍)
  4. アイピース20㎜(37.5倍)
  5. 正立天頂プリズム

望遠鏡視野に目的の天体を視野導入しやすいようにするためのファインダー(本来別売り)も付属しています。

参考までに同じセット内容の赤色もありますが、お値段は19%オフで21,645円となっています。

※セール期間は把握していません。

 

■2024年に明るくなる彗星は2つ

2024年は2つの明るい彗星が回帰予定で、そのひとつのポン・ブルックス彗星は既に見ごろを迎えています。

ポン・ブルックス彗星は日没の一時間後には西北西の地平線近くで4等級になっています。

見ごろは4月中旬までで、日を追うごとに地平線近くの低い位置に移動します。

アストロアーツより

www.astroarts.co.jp

■2024年の大本命 紫金山-アトラス彗星

もうひとつ明るく見えるかもしれないと期待されている彗星は10月初旬ごろに予測されている紫金山-アトラス彗星で、こちらはマイナス等級になるかもしれないとも言われています。

(マイナス等級とは1等星よりも明るい。プラス等級とは逆で数字が大きくなるほど明るい。例、-1<-2<-3 参考までに満月はー12.7等)

 

置き場所の邪魔にもならない、お手頃な天体望遠鏡です。

 

写真は2021年12月のレナード彗星です。

このブログ『大阪カオスな夜』は、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、 Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

スターリンク衛星を見るには@明るさによっては街中からでも

スターリンク衛星はイーロン・マスク氏の宇宙事業であるスペースX社が打ち上げている衛星として有名ですが、日本でも見ることは可能です。

Twitterでも天文台や有名観測家さんなどの情報が挙がっています。

でも、もっと積極的に観測したい!いつ見えるのか事前に知っておきたいという人のためにスターリンク衛星の通過予定が見られるサイトを紹介します。

スターリンク衛星の通過予定や経路図が掲載されているのはHeavens-Aboveというサイトです。

www.heavens-above.com

ここからはHeavens-Aboveのサイトの利用方法を説明していきます。参考までにスマホからでも見られますがスマホ用表示ではなくPCブラウザと同じ表示で若干見辛いです。

まず、↑のリンクからHeavens-Aboveに入ってください。

そうすると下のページが表示されます。



オレンジ色で1~3まで数字を打っていますが、まずサイトが日本語で表示されていない場合は右上の1のところで「日本語」を選択します。

次は2の「観測地点の変更」を選択します。


このページで自分の観測地点を選択します。方法は地図上でマウスでクリックしてもいいですし、地図の下にある「検索する場所を入力してください」のところに「石川県金沢市」のように入力してもいいです。観測地は緯度経度が極端にズレていなければいいので町名レベルの細かい設定は必要ないです。

観測地を設定したら同じページの一番下までいって「更新」します。

 

更新したらトップページに戻るので3の「スターリンク衛星の通過(各打ち上げによる全衛星)」を選択します。

上の図のように直近のスターリンク衛星の通過予定表が表示され、衛星の明るさ(等級)、見え始め時刻、方角等のデータがわかります。

オレンジで囲っている左右の矢印で過去と当日以降の予定が順に表示されていきます。

表の青字の時刻部分を選択すると星図が表示されスターリンク衛星の通過経路を観ることができます。

星図の見方は星座早見版と同じで空にかざした時に方角一致するように作られているので東西が反転しています。

スマホを空にかざして見る場合には南側に立って空にかざすと実際の星空と一致しますが、北側を向いている状態だとスマホの天地を逆にしないといけません。『えっ!』と思うかもしれないですが、やってみるといちばんよく分かります。

 

さて、これで一通りスターリンク衛星を観るための手順は分かってもらえたと思います。

 

ここからは実践編です。

予定表に表示されるものはどれでも観ることができるかというと、それは衛星の明るさや観測地の空の状況によります。もう一つは通過経路が天頂に近いか地平線に近いかによっても見え方はかなり違ってきます。

細かいことは抜きにして筆者のスターリンク衛星の観測経験から観測地と衛星の明るさの観測条件を大雑把に言うと次のようになります。

 

十分に空が暗い場所(天の川の筋がうっすら確認できるくらい) ⇒ 5等以上から

都心近くの郊外 ⇒ 3等以上から(慣れていない人だと2等以上)

都心 ⇒ 2等以上から(東京や大阪の都心からだと2等でも厳しい場合も)

のような感じです。

 

筆者は大阪都心から少し離れたところに住んでいますが、先日、3.4等の明るさのスターリンク衛星を肉眼でギリギリの明るさで確認できました。

その時の経路は上の図の時でしたが、肉眼で実際に見えたのはオレンジで線を引いている部分くらいです。例えば都心から離れた郊外地であっても衛星経路の通りに全て見えることはほとんどありません。観測の慣れにも影響が出てくると思います。

上の星図の20時56分~57分頃経の経路を通過中の写真 85㎜のレンズにシャッター速度は0.4秒でわずかに線になって写っています 自宅から撮影

確実に見やすいのはこの上の星図の時のように経路が長く、かつ天頂付近を通過していくときです。

このときの通過経路を自宅から眺めてみました。写真もその時に撮影したものです。この時の衛星の明るさは2.4等と比較的明るめで見え始める時刻は19:53です。この時期の19:53は筆者のいる関西ではまだ真っ暗ではなく、また東の低空には満月に近い月がありましたが天頂付近を通過する際には肉眼でもけっこうハッキリとスターリンク衛星を確認できました。

はじめてスターリンク衛星を見た時にはアニメの銀河鉄道999をリアルで見えているような不思議な感覚でした。動画で見るイメージと違って肉眼視野ではけっこう広範囲に連なって見えるんだなという印象で、それがいっそう不思議な感覚を大きくしてくれました。

 

下の写真は4等で見えた時のスターリンク衛星を長時間露光で撮影したものです。

参考までに、撮影時の暗さ(時刻:上の写真は下より1時間ほど早い時刻)と月の有無(上の写真は撮影方向にほぼ満月近い月があり、下は月が無し)、撮影地(上は自宅から、下は天の川が薄っすらと目視できる場所)で撮影条件に関して上の写真の撮影時のほうが3重のハンデがありますが、両方とも同じカメラとレンズで撮影しています。

4秒間シャッターを開けている間で衛星が写っているので個々の衛星が全部繋がり、その結果肉眼で見るよりも光軸自体が明るく映っています。肉眼で見るイメージとはぜんぜん違いますのでカメラで長時間露光で撮るとこうなると思って見てください。