こんにちは。
7月に入って1年の後半戦スタートです。
今年1月にあった皆既月食は全国的に天気が悪く観望は残念な結果になったところがほとんどでした。
今年1月の皆既月食
これくらいまで雲は薄かったのですが
皆既中にはかなり雲がかかってしまいました
今年2回目の皆既月食が7月28日(土)に起こります。
ただし、今回は皆既中に沈んでいく『月入帯食』となり北日本の一部では皆既食になる前に沈む月食。
日本では月食の全行程を見ることができない制限のある皆既月食です。
僕自身も記憶の限りではこのタイプの月食を観測したことはありません。(忘れている可能性もありますが。。)
いつもと違う皆既月食を楽しめるかもしれません。
観望条件やタイムテーブルで観望の様子を頭のなかでシミュレーションしてみましょう。
〔観望条件〕
〇西の空が開けている場所。できれば地平線ギリギリまで見えている
月なので特別に空が綺麗な(暗い)場所を探す必要はないと思います。
〔月食の様子〕 〈大阪〉
部分食の始まり 3時24分
皆既食の始まり 4時30分
(日の出) 5時5分
月の入り 5時7分
ということは皆既食が始まっている時間にはもうかなり明るくなっています。
月の沈む時間は普通に朝になってますね。
7月始めの現在で3時40分ごろから東の空はだんだん薄明るくなっているので(大阪近辺)4時30分には西の空もけっこう薄明るい状態になってきているはずです。
4時30分から始まる皆既中の赤い月がどんな具合に見えるのかが興味深いです。
ひょっとするとほとんど見えない状態ってこともあるかもしれませんが、皆既食中の月の明るさはその時々の諸条件で変化が予測できないところもあるのでなんとも言えません。
土曜日の早朝ということで天候さえよければ多くの人に観望のチャンスがある、ちょっとレアな皆既月食を楽しんでみてはどうでしょうか。
子どもの夏休みの自由課題にもいいかもしれないですね。
国立天文台より
アストロアーツより 月食時の月の高度と月没時刻、日の出時刻など
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